弁護士ブログ

裁判官になるには・・・法曹一元制度の実現へ向けて

-桑原ブログ , ■弁護士ブログ , 弁護士会

2014.02.02

 現在,日本では,どうすれば裁判官になれるのか,知っていますか?

 もっとも標準的なルートをご紹介します。

 大学卒業後,法科大学院に最低2年間行きます。
 その後,3回以内の受験で司法試験に合格し(現在の合格率は20~25%),その後1年間の司法修習を受けます。司法修習では,全国各地で約10か月間の研修を受けた後,最後2か月間東京で集合修習を受けます。司法修習において,裁判官を希望する者のうち,司法試験及び司法研修所で優秀な成績を収めた者の中から,裁判所が毎年100名強の,裁判官を選任するわけです。

 現在,司法試験合格者が2000名を超えており,弁護士業界が就職難・経済苦にあえいでいる状況は,当然司法修習生の間でも公知の事実となっています。
よって,業務としても収入としても安定している裁判官の志望者は,年々増加しています。

 上記の採用システムをご覧いただければ,お分かりだと思いますが,司法試験に合格した論理的思考力,文章表現力に優れた者たちの中でも筆頭レベルにいる人達だけが,これまで裁判官となってきました。

 しかし,これだと,どうしても同質的なキャラクターになりがちですし,しかも学生上がりで社会人経験も経ないまま裁判官なので,いわゆる庶民感覚,市民目線というものが,裁判官活動の中で経験値を積むことができません。

 そこで,日弁連では,司法試験合格後研修を経た後に裁判官にすぐなれる制度ではなく,必ず弁護士や民間企業などの経験を一定年数経験しなければならない制度,つまり法曹一元制度の導入を提言しています。

 しかし,裁判官の採用は最高裁判所が取り仕切っており,異質な人間が参入してくることにもなりかねない法曹一元制度,制度導入へのハードルは極めて高いと思われます。

問題解決に向けて、全力を尽くします。まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。

  • お電話でのお問合せはこちら
  • メールでのご相談はこちら