弁護士ブログ

司法試験の改正

-桑原ブログ , ■弁護士ブログ

2014.05.29

司法試験には受験回数の制限があり,
これまでは,法科大学院卒業後,5年で3回でした。

回数制限の根拠は具体的に明らかにされてはいませんが,
「何回も受けないと合格できない連中は能力がないから法曹の資格がないんじゃないの?」
という理由だろうといわれています。

さて,今回,その受験回数が改正され,3回から5回になりました。

「5回で受かるなら,まあ6回で受かるよりは法曹としての能力があるんじゃないの?」
とでも判断したのでしょうか?
まったく説得力のない改正であり,まさに中身のない妥協の産物といえるでしょう。

しかし,個人的に気になるのはもう一つの改正です。

短答式試験の受験科目が大幅に減少したのです。

これまでは,憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の7科目だったのが,
なんと,憲法・民法・刑法のたったの3科目になってしまったのです。

「4科目減らしても法曹としての能力には問題ないんじゃないの?」
ということなんでしょうか?実務では憲法よりもよっぽど民訴・刑訴のほうが重要なのですが・・・。

法科大学院も次々に閉鎖し,相変わらず迷走を続ける司法制度改革ですが,
せめてもう少し納得のいく改正をしてほしいですね。

問題解決に向けて、全力を尽くします。まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。

  • お電話でのお問合せはこちら
  • メールでのご相談はこちら