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福沢諭吉

-力丸ブログ , ■弁護士ブログ

2015.09.25

 コラムに何を書こうかと考えたとき、「戦後70周年」ということからパっと頭に思い浮かんだのが歴史の話でした。今回は、戦前の明治にまで遡りますが、有名な「福沢諭吉」について書きます。

「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」という福沢諭吉の有名な言葉がありますね。
 ご存じの方も多いかと思いますが、この言葉は「人は皆平等ですよ」と平等主義を説いたものではなく、「実際には学問の差異によって格差があるので、みな学問をしましょう」と、単に学問のすすめに繋げるためのワードです。
 貧富の格差があることを前提として「努力しましょう」と説いている人が、一万円札の顔になっていることは何だか納得です。
 しかし、誤解があってはいけないと思うのですが、福沢諭吉は、「人の価値・権利について言えば平等である」ということも言っており、決して差別主義的な考え方を持っているわけではないということです。

(「学問のすすめ」の内容)
 天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり・・・されども今、広くこの人間世界を見渡すに、賢き人あり、愚かなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様、雲と泥との相違あるに似たるはなんぞや。その次第、はなはだ明らかなり・・・賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。・・・人と人との釣合いを問えばこれを同等と言わざるを得ず。ただしその同等とは有様の等しきを言うにあらず、権理道義の等しきを言うなり・・・。

「一身独立して一国独立す」
 これも福沢諭吉の言葉で、ひとつの国が真に独立するには、国民ひとりひとりが独立して信念を持って生きて行かなければならない、という意味です。
 「グローバル化」「アメリカナイズ」など、良くも悪くも各国から影響を受けている現代日本においても、「日本の良さを維持していく」ために再び傾聴に値する言葉となっているのではないでしょうか。

●さて、ここで、上記の言葉を弁護士業界に置き換えてみると、「天は弁護士の上に弁護士をつくらず、弁護士の下に弁護士をつくらず」という、かなりうさんくさい言葉になります。
 力量、志、経済面など、弁護士間の格差があることは明らかです。しかし、力量があれば、法廷では古株でも新人でも対等に戦う、という意味では、やはり弁護士同士は平等といえるでしょう。
 そして、ひとりひとりの弁護士と事務員がプロフェッショナルとしての信念をもって仕事をすることで、真の法律事務所となる、つまり、「一員独立して一法律事務所独立す」、ということですね。私もこれから事務所の一員として精進していかなければ・・・と思ったのでした。

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