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犯罪被害者支援フォーラム2010・in佐賀

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2010.11.20

 平成22年11月16日(火)、佐賀県・県警本部・佐賀VOISSなどの共催による、犯罪被害者支援フォーラムに参加してきました。ちなみに、このフォーラムは、佐賀県弁護士会も後援しています。

 定員が350名のアバンセホールの座席が、完全に埋まりきった状態となり、階段や後ろの通路部分に急遽椅子を並べて対応するなどしていました。

 佐世保市内の小学校で発生した同級生女子による殺害事件の、被害者遺族である御手洗恭二さんによる話を中心にしたシンポジウムでした。
 加害者が小学生であったため少年事件となったわけですが、御手洗さんからは、刑事事件のように「判決」のような区切りがないこと、少年事件の審判はあくまでも加害少年に対する更生のための処分であることなど、被害者遺族として、苦しい胸のうちが語られていました。
  他方で、事件直後から、毎日新聞社内で、御手洗氏の専従支援員を付けてもらったことで、食事・買い物・警察その他関係機関との連絡調整・手紙の選別などいろいろなことで対応してもらった、ことで相当に救われたようです。
 残された子供達を守るために必死の思いでやって来たこと、他方で子供達の方が実は父親を守らねばとの思いで、無理しながら一生懸命対応していたことに事後的に気付かされたことも、語られていました。

 支援する側にとって、被害者(遺族)の表面的な発言を捉えて、被害者はもう大丈夫だとか、被害者は現在は救いの手を求めていないなどと即断してはいけないこと、に気づかされました。
 
 弁護士に向けては、御手洗氏からは、法テラスなどが昔よりは充実してきたといわれているが、公的ルートでの支援はまだまだ不十分であると感じるとの発言や、被害者対応をきちんと学んだ弁護士に対応して欲しいし、被害者の気持ちを分かった弁護士に増えてもらいたいとの意見がありました。
 
 このような被害者支援に関するシンポジウムには、私も久しぶりに参加しましたが、改めて被害者支援に向けて弁護士会としてもいろいろな制度を充実させなければならないことと、支援を担当する(ことになる)個々の会員に対する被害者支援研修の重要性について、再認識させられました。

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