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難易度の高い借金相談が増えてきた

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2012.08.03

 平成10年から平成17年ころまでは,借金相談というと,自己破産をお勧めするのが普通だった。
 ギャンブル・浪費がなっている多重債務者もいたが,多くは低収入の中での,高金利による被害者とされる方々であった。
 裁判所の自己破産処理手続も,簡素化・迅速化し,簡素化された実務運用を裏付ける形で新しく破産法が改正された。

 平成18年以降平成22年ころまでは,借金相談というと,大部分が債務整理・過払金返還請求事件となった。
 平成18年にみなし弁済を事実上否定する最高裁判決が出て,全国の弁護士・司法書士そして一般の方々にとっても,労せずして簡単に過払金が取り戻せる時代となった。
 借金をどうにかしたいと思って相談したら,結局お金が返ってきて終わった,といった事態も。
 顧客満足感も高く,難易度も低く,報酬も取りやすい過払金処理業務に,全国の弁護士・司法書士らは飛びついた。

 さて今,
グレーゾーン金利も撤廃された状態での借入ゆえに,
債務整理も難しい,
多重債務というわけでもないので自己破産も難しい,
普通に稼げれば支払える額だろうけど,
今の収入では支払えない,
という相談が増えている。

 法的には解決方法がないので,あきらめてください,というアドバイスをされる専門家もいるようだが,それではアドバイスとは言えまい。

 法的に有効な手段がない中で,事実としてどのような方法があるのか,一緒に模索していくことが大事だ。
 一種の私的整理と位置付けられようが,一見解決方法がなさそうな相談に対し,どう対応し,どう解決するのか?
 そこにこそ,


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