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九弁連大会シンポジウム~あなたのそばに弁護士はいますか

■弁護士ブログ , 弁護士会

2012.10.26

 平成24年10月26日(金),長崎市内において,九州弁護士会連合会 第65回定期大会in長崎が開催された。
 今年度も,九弁連理事としての参加だ。

 シンポジウムのテーマは,あなたのそばに弁護士はいますか-弁護士アクセスの現状と課題である。

 市民の方々を中心に,様々な角度から弁護士アクセスに関するアンケートを取り,分析した結果によると,これまで弁護士に相談しなかった理由として,5割ほどの市民の方々が,「相談したい案件がなかった」との回答をしていた。
 逆に言えば,残りの5割の方々は,相談しようと思えば相談できる案件自体はあったが,別原因で相談しなかった,ということ。
 では,相談したい案件はあったのに,弁護士に相談しなかった原因とは?

① 費用が分からない,高すぎる・・・・・・・・・・271人
② 敷居が高い,話が難しそう・・・・・・・・・・・207人
③ 知っている弁護士がいない・・・・・・・・・・・・97人
④ 相談・依頼したらおおごとになりそう・・・・・・・80人

 費用の不明確さ・高さ,敷居の高さといった回答が際立っている。

 では,もっと弁護士を利用しやすくするために,市民の方々が弁護士に必要だと考えていることは何か?

 アンケート結果によれば,

① 気軽に相談できるイメージづくり・・・・・・・・674人
② 費用の分かりやすさ・・・・・・・・・・・・・・649人
③ 費用の低額化・・・・・・・・・・・・・・・・・463人
④ 自分がどの分野の専門であるかを明らかにする・・337人
⑤ 人柄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・292人
⑥ 迅速な対応・フットワークの良さ・・・・・・・・208人
⑦ 特定分野への専門性・・・・・・・・・・・・・・207人
⑧ 弁護士からの情報発信・・・・・・・・・・・・・192人

 敷居の高さを取り払い,費用面での壁を取り払うことで,弁護士はもっと利用しやすくなる,と市民が考えていることがうかがわれる。

 その後行われたシンポジウムでは,敷居,費用のほかに,消費生活相談員のパネラーの方から,信頼の大切さを訴えられていた。

 若手弁護士には耳の痛い話も。

 「最近の若手弁護士さんたちは,法律相談にパソコンを持ち込んで,相談に応じている。半分以上,パソコン画面に向かって相談に乗っている。その先生がパソコンを打ち込んでいる間,相談者は話すことを待たされており,打ち込みが終わったら「で,何が希望なの?」などと,ぶっきらぼうに質問をする。あれでは,相談者がその弁護士に心を開けない。もっとアナログ的に,きちんと相談者の目を見て,肉声を聞いてほしい。」

 このような市民の方々の生の声に応えていくべく,弁護士個々人,事務員個々人がスキルアップするとともに,事務所全体としての組織力を高め,気軽に相談できる法律事務所を目指していこう!

問題解決に向けて、全力を尽くします。まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。

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