弁護士ブログ

時間外労働・休日労働3

■弁護士ブログ , 松本ブログ

2013.07.04

前回は,時間外労働をした場合の法的効果について話をしました。

(前回)
時間外労働・休日労働2

今回は,時間外労働をした場合に発生する割増賃金についてもう少しお話します。

割増賃金とは,
雇主(使用者)が,従業員(被用者)に,
・法定の基準を超えて時間外労働・休日労働をさせた場合,
・または,午後10時から午前5時までの時間帯における労働(深夜労働)をさせた場合に,
通常の賃金に別途加算して支払われるべき賃金をいいます。

割増賃金の額は,
通常の賃金額に25%以上の割増率を乗じた額となります。

割増率は次のとおりです(割増賃金令)。
①時間外労働 :25%以上
②休日労働  :35%以上
③深夜労働  :25%以上

さらに,上記①~③が組み合わさった場合は,次のとおりとなります(労働法施行規則20条)。
①時間外労働 + ③深夜労働  :50%以上
②休日労働  + ③深夜労働  :60%以上
③休日労働  + ①時間外労働 :35%以上   

お気づきのように,
①+③,②+③は,単純に%を加算した割増率となるのに対し,
②休日労働で時間外労働をした場合(②+①)は,割増率は加算されません。

この他,
1ヶ月60時間を超える時間外労働については,割増率が50%以上となります。

今回,時間外労働とは別に休日労働深夜労働という概念が出てきましたが,
これらについてはまた別の機会にお話します。

問題解決に向けて、全力を尽くします。まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。

  • お電話でのお問合せはこちら
  • メールでのご相談はこちら