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第56回・日弁連人権擁護大会in広島・・・なぜ,今「国防軍」なのか-日本国憲法における安全保障と人権保障を考える-

-桑原ブログ , ■弁護士ブログ , 弁護士会

2013.10.05

 10月2日(木)より,表記大会にて,広島入りした。

 初日は,日弁連人権擁護大会シンポジウム第2分科会【なぜ,今「国防軍」なのか-日本国憲法における安全保障と人権保障を考える-】のシンポジウムに参加した。

 広島原爆の投下数日後に広島入りして患者の看病をされた方の,間接的な被爆体験,そして戦後50年以上経ってから,何度もがんを発病した体験。実際に,間接的な被爆者の発がん率は高くなっているらしく,白血球を検査してみると,ミクロのレベルでDNAの損傷がまま見られるとの専門家の意見も。

 また,高遠菜穂子さんのイラクからの現状報告もショッキングであった。今,イラクで生まれてくる子供たちの多くが,障害を持って生まれてくる。米軍が使用した劣化ウラン弾の影響とも言われるが,因果関係の判定も難しいらしい。
 また,イラクからの米軍帰還兵についても,自殺者がイラクでの死傷者を上回ったとのこと。

 交戦権の禁止規定のある現行憲法9条のもとで,自衛権は禁止した趣旨ではないとの政府解釈の元に設置された自衛隊。しかし,憲法9条があるために,国際貢献の際の武器使用に制限があるなど,弊害も永年メディアで取り沙汰されてきた。

 しかし,改めて憲法9条のおかげで戦後70年,平和でいられたのではないか,国防軍を持つことは,周辺諸国との軍拡競争を招き,偶発的な戦争を招きかねないとの指摘は,もっともだ。

 第二次世界大戦終結のきっかけとなった街,広島の平和記念公園で行われた,今回の人権大会。

 改めて,憲法9条・戦争の放棄について考えさせられることになった。

 自民党の憲法改正草案はこちら(大会資料より,引用)

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