判例について

最高裁判所って

2010.02.24

 皆さん、日本の裁判は三審制といわれているのはご存じでしょうか。

 地方裁判所に提起された事件の場合、
そこで下された判決に不服があるときは高等裁判所に
さらにその判決に不服あるときは最高裁判所に
控訴・上告できるという制度です。

 しかし、実質的には二審制である、
というのは皆さん知らないのではないでしょうか。

 最高裁判所は、高等裁判所の判決に、
憲法違反がある場合とか、昔の最高裁判例違反の判断がある場合など、
非常に限定的な範囲で判断を下すだけなのです。
事実認定は二審制と言われるゆえんです。

 我々弁護士の目から見て、
裁判官が明らかに間違った判決を下すことは、
よくあることです。

 間違った判決であると高等裁判所に正しく指摘できれば、
高等裁判所で修正してもらえることも多いですが、
高等裁判所でまた間違った判決が出されることが多いのも事実です。

 しかし、最高裁判所は法律審であるため、
高等裁判所で間違った判断が下されても、
間違った内容が事実認定に関するものである場合は、
最高裁判所は受理してくれません。

 しかも、法律論で間違っていると論破できたとしても、
最高裁判所でわざわざ判断してあげるほどの間違いではない、とか、
まだ最高裁で判断をする機が熟していないなどと考えた場合には、
最高裁判所が判断してくれない、
つまり高等裁判所の判決が確定してしまう、
ということもたびたび起こるのです。

 不当判決シリーズということで、
いずれ判例紹介のページでアップすることも検討しますので、
今後とも当ブログをよろしくお願いします。

問題解決に向けて、全力を尽くします。まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。

  • お電話でのお問合せはこちら
  • メールでのご相談はこちら