一分間スピーチの極意を極める
今年から,毎月1日の朝礼の際に,弁護士も事務職員も,一分間スピーチを行っている。
一分間スピーチの目的は,
①過去の経験の蓄積を踏まえた話題を提供すること
②話題を論理的に考え,頭の中で整理すること
③限られた時間の中で的確に手短に伝える力を磨くこと
にある。
①(経験)について
経験の幅が広ければ広いほど,また深ければ深いほど,
他人を感動させる,納得させる話題が提供できる。
日々見聞を広め,情報収集に努め,
情報を日ごろから蓄積しておくことが,重要である。
②(論理的に)について
どんなにたくさんの情報を集め,
集めた情報をメモ帳・スマートフォン・パソコンなどで整理していても,
自分の頭の中で常に整理して取り出せるようにしておかなければ,
いざというときに役立たない,ということ。
弁護士は,法律相談でアドバイスをする際,
依頼者との打合せに臨んでいる際,
各種講演で講師を務めている際,
各種会議・会合で発言を行う際,
いろいろな場面で,伝える力が要求される。
相手に伝えたいことをきちんと伝えるためには,
伝える側が,蓄積された情報を踏まえて,
予め論理的に考えておくことが必須である。
伝える力がおろそかでは,
誰もその人の言うことに共感してくれない。
③的確に手短に
何事も,正しい内容が相手に伝わらなければ,伝える意味がない。
弁護士が,間違った情報を相談者・依頼人に伝えてしまっては,
専門家に相談・依頼された方の信頼を裏切ることになってしまう。
また,全く同じ内容が相手方に伝わるならば,
伝える側も伝わる側も,より短いフレーズで伝えた方が,
効率的である。
どんなに正しい的確なアドバイスであっても,5分で伝えられる内容を,
30分かけてようやく伝わるようでは,プロとは言えまい。
弁護士という,専門職の肩書を持って業務を行っている以上,
その名に恥じない伝える力が,要求される。
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