法教育について(関弁連大会シンポジウム)
桑原です。
九弁理事として,9月30日の関東弁護士会連合会の大会に,1泊2日で参加しました。
午前10時から,法教育についてのシンポジウムがありました。
中学校に,弁護士複数名が派遣され,中学生・教師とともに,公正とは何か,を考えさせる授業の映像が流されました。
お題は,以下のとおり。
皆さんも考えてみて下さい。
震災発生後ほどないころ,被災地で,500人が避難生活をしている避難所に,ボランティアで300個のシュークリームを積んだトラックがやって来ました。さて,避難所で,どのように分けるのが公平なのか?
中学生数人が班を作り,そこに派遣された弁護士が進行役を務め,議論が開始されました。
シュークリームは細分化できません。
なま物であり,じっくり考えているほどの時間的余裕はありません。
食べ物も不足している中で,みんなが,なま物であるシュークリームを食べたいと考えました。
中学生達は,子供達に優先的に分けてあげるべきだ。
ボランティアで苦労して運んできてくれた人に,優先的に分けてあげたい。
様々な議論が飛び交っていました。
そういえば,「公正」とか「平等」という概念,いつきちんと理解できたでしょうか?
幼稚園児や小学生でも,実はしょっちゅう,公正や平等という概念を駆使しています。
よく「兄ちゃんずるい」「妹ばっかりひいきして」って言いますよね。
傍から見てると,「ずるいと言っているあんたが一番分かってない。」と思ってしまうものです
が,いずれにせよ,経験値が高まるにつれて,自分なりの「公正」や「平等」概念を,子供達は形成していくんだ,と感じました。
しかし,このような授業,実際にはあまり行われていません。
担任の先生も言われていましたが,小中学校では,正解のないような勉強は少なく,今回の考えさせる授業について,議論を最終的にどうまとめ上げるべきなのか,一番悩みました,とのこと。
しかし,大学や社会人になって初めて学ぶのでは,遅いのではないでしょうか?
我々弁護士達が,論理的に考える教育,正義や公平といった法概念の根本的なところを学ぶ教育,を学校教育に取り入れるよう,もっと力を入れるべきだ,と考えさせられました。
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「公正」の概念の説明をお願いします。
容易に扱っているケースが多いので、
先生の考えを聞きたいです。