弁護士ブログ

平成22年度・第3回・高齢者虐待事例検討会(佐賀)

 先日、佐賀県社会福祉士会館にて、弁護士と県内各地の社会福祉士の方々との、高齢者虐待事例検討会がおこなわれました。

 従前の投稿は以下のとおり
    ↓
平成22年2月20日投稿
平成22年7月10日投稿

 事例の詳細は書けませんが、佐賀市の地域包括支援センターの方が、セルフネグレクトの高齢者の方の事例を紹介された上で、円卓を囲んで30~40名の弁護士や社会福祉士達が、それぞれ質問をしたり、意見を言ったりしていました。

 行政の立場で、
① 1事案にどこまで関与すべきか、出来るのか
② 客観的には常識的とは思われない行動を取られる高齢者の方に、どこまで常識的な行動を取るよう促すべきか
③ いかに信頼関係を築き上げていくべきか

 地域包括支援センターの職員の方々には、広範な高齢者の権利擁護業務が課されているとの話を聞きました。どこまでやっても終わりがないし、どこまでやっても不十分かも知れないという、悩みも打ち明けられていました。
 すべてを地域包括支援センターが担うことは不可能でしょうから、改めて我々弁護士達も、敷居が高くて相談しづらいと言われないように、ネットワークづくりに協力していかなければならないと感じました。
 
 今回の懇親会も、40名以上は参加されていたでしょうか?
 会議には7名ほどしかいなかったはずの弁護士達も、懇親会では10名にもなって、意見交換出来たのは有意義でした。また、やりましょう。



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H23.2.26・成年後見制度シンポジウム(佐賀)

 佐賀県弁護士会高齢者・障害者権利委員会内に設置された、本シンポジウム実行委員会は、平成22年の1月ころから、実に1年以上にわたって、本シンポジウムの事前準備に取り組んでまいりました。
 最終的には、17名の実行委員が一致団結して、アンケートの作成・配付・集約・検討・分析・グラフ化・資料化作業を進め、またパネルディスカッションに向けた様々な事前準備・内容検討に取り組んで、今日のシンポジウムを迎えることができました。
 1年近く、毎月のように遅くまで開かれる委員会に、日常的な業務や他の弁護士会務でも非常に忙しい中、いろいろと実働してもらった若手会員を中心とする実行委員の方々に、感謝致します。

 今回のシンポジウムでは、成年後見実務を現に担っている専門職(弁護士のみならず司法書士や社会福祉士、法人等)に幅広くアンケートを募り、最終的には360通ものアンケートを九州各県の各専門職の方々から集めることができました。
 このように多数のご回答を頂きましたことに感謝申し上げるとともに、アンケートへの回答を頂いた皆様方にも、御礼申し上げます。
 また、各県において、アンケートの集約作業をお手伝い頂いた方々に対しましても、改めて御礼申し上げます。

 また、関東から遠路はるばる九州は佐賀の地までお越し頂き、貴重なる講演を頂きました新井誠教授、パネルディスカッションでご発言頂きました力武先生田代先生に対しましても、篤く御礼申し上げます。私桑原もパネラーとして発言しましたが、コーディネーターを務めた富永先生とともに、テンポよく充実したディスカッションができたのは非常によかったと思います。

 今後とも、弁護士・司法書士・社会福祉士それぞれが情報交換を行い、成年後見活動に密接に関わる関係各機関と連携を取りながら、成年後見業務の適正・円滑なる遂行と、成年後見制度のますますの発展のために、佐賀県弁護士会も取り組んでまいりたいと思います。

 最後に、本日、170名もの方々にご参加頂き、心からの敬意と感謝を申し上げ、終わりの言葉と代えさせて頂きます。


過去の記事はこちらです。
     ↓
平成22年11月2日投稿
平成23年1月8日投稿
平成23年2月23日投稿



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H23.2.26・佐賀・成年後見10周年シンポジウム(士業の比較)

 平成23年2月26日(土)午後1時から、表記のシンポジウムが、佐賀市のアバンセにて開催されます。

 準備段階でも、何度か投稿しました。
     ↓
平成22年11月2日投稿
平成23年1月8日投稿

 佐賀の若手弁護士を中心に、総勢17名で事前準備に取り組んできました。

 九州各地の弁護士司法書士社会福祉士から、就任時業務・財産管理・身上監護・報酬や死亡後の事務等に関する360通ものアンケートを集め、各士業ごとに分析した結果も発表します。

 事前に申し込まれていなくても、当日参加も可能ですので、皆様是非ご参加下さい。



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平成23年2月26日(土) 佐賀・成年後見10周年シンポジウム

 九州弁護士会連合会・佐賀県弁護士会ダブル主催の、成年後見10周年シンポジウム(パンフレットはこちら)まで、いよいよあと1か月半と迫ってきました。平成23年2月26日(土)の午後1時~、佐賀市のアバンセホールにて開催します(以前の投稿はこちら)。
 既に、1年以上前から、私桑原がシンポ実行委員会委員長となり、県内12人の中堅・若手の先生方と、準備を進めてきました。

 成年後見・保佐・補助業務を担当されている(担当された)九州各県の弁護士・司法書士・社会福祉士さん達に、9月以降アンケートを取り始めて、現在数百通のアンケートが返ってきており、その分析を詳細に進めているところです。
 アンケートの集計のみならず、シンポジウム自体の資料集の準備から、パネルディスカッションの準備に至るまで、まさに最後の追い込みの時期を迎えています。


 1月8日(土)、実行委員長である私から各実行委員に送ったメールもこんな感じです(名前の挙がっていない先生方も頑張ってます)。
      ↓ 
1 各県からのアンケートの回収状況(まだ、五月雨式に集まってきているのか?まだ、届いていない会があるのか?)・・・江越
2 アンケートの集計は、各担当者順調に進んでいるのか?・・・全員
3 集計後のコメント係は、それなりにコメントを準備できたか・・・コメント班
4 集計後の特記事項係は、特記の集約はほぼできていますが、個別の特記を載せるべきか、集約したものだけにするかがまだ詰め切れていません。・・・特記班
5 アンケートのたすき掛けはビジョンが出されたか・・・松尾・桑原・江越
6 アンケートの円グラフ等はカラー刷りにするのか、白黒にするのか?費用は、期限は?カラー刷りだとえらい高額になるようなので、個人的には、別冊にしてしまって、いくつかの事務所でカラーコピーをして閉じる作業をしてしまった方がいいと思うが、どうか?・・・江越・松尾
7 九弁開会挨拶と九弁活動報告書は入手したか・・・山上
8 佐賀県弁活動報告書は、先日山上先生が作った活動報告書を、シンポ用に改訂してね・・・・山上
9 パネリスト達の自己紹介文は集まったので、これをレジメ用に統一化して下さい。・・・永尾
10 新井教授のレジメも届いたので、資料集にレイアウトして下さい。・・・・永尾
11 パネルディスカッションのテーマ決め、各改善提言の発表・位置づけ(ここは、コーディネーターがうまく仕切らないといけないところなので、富永先生が、圷先生と協力して、プランを練ってね)・・・・富永・圷
12 広報計画としては、弁護士会ホームページに載せないと行けないので、載せる原稿を作って、とりあえず青山先生へ・・・・杉山
13 動員計画も、1月末までには動き出す・・・・杉山
14 受付計画・・・田中
15 懇親会計画(場所取り、費用の徴収、人数の大まかな把握等)・・・井寺・出口


 九州各地の、弁護士・司法書士・社会福祉士の方々、福祉施設や病院関係者の方々、成年後見制度に興味のある学生や一般市民の方々のご参加をお待ちしております。




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全国シェルターシンポジウムin久留米

2010.11.23 更新/家事, 弁護士ブログ

 平成22年11月20日(土)に、「第13回 全国シェルターシンポジウム」in久留米に、参加してきました。

 私は初めての参加でしたが、日本全国・九州各地から、この問題に懸命に取り組んでおられる行政の方・ボランティアの方々を中心に、
おそらく1000名前後の方々が参加されていたのではないでしょうか。1000名以上収容できるホールでしたが、それでも空席が余りないくらい、埋まっていました。

 開会時刻前には、ホール前は物凄くごった返しており、しかもその95%が女性であったため、その活気・熱気に圧倒されました。皆さん、購買意欲がすさまじかったです。私も弁当をそこで注文しました。
 その後男性も徐々に増えていきました。

 「DV加害者の実体を知る」というテーマで基調講演が行われ、
 「加害者責任のあり方を考える」というテーマでシンポジウムが行われました。

 私もこれまで、DV被害に遭った女性の代理人として、何件か活動をしてきました。
 他方でDV加害者として訴えられている男性の代理人としても、活動をしてきました。
 本日の話を聞いて、DV加害男性側に代理人が付いたときの、男性側代理人の役割の重大性を再認識させられました。





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成年後見制度10周年シンポジウム

佐賀県弁護士会と九州弁護士会連合会は、ダブル主催にて、平成23年2月26日(土)の午後1時~、佐賀市内のアバンセホールにおいて、「成年後見制度のこれからを考える」という題目でのシンポジウムを計画しています。

私(桑原貴洋)は、当該シンポジウムの実行委員長であり、いよいよ実行委員会内での企画・計画・分析・実施も架橋に入ってきております。杉山林太郎弁護士にも、いろいろと協力してもらっています。

平成12年に新しい成年後見制度が始まってから、平成22年4月をもって、10年を経過しました。
筑波大学の新井誠教授をお招きして講演を行っていただき、弁護士・司法書士・社会福祉士ら第三者後見人によるパネルディスカッションも計画しています。

また、現在、弁護士・司法書士・社会福祉士ら第三者後見人に対して、「成年後見等の実情に関するアンケート」を実施し始めており、各位から回答いただいたアンケートの分析結果をとりまとめた資料も、配付する予定です。専門士業のアンケートをとりまとめするというのは、おそらく全国的にも類例のない企画ではないかと思われ、裁判所が各専門職にどのような期待を抱いているのか、また各専門職が後見業務にどの程度、専門的・主体的に取り組めているのかも、今後分析していきたいと考えています。

開催はだいぶ先のことではありますが、日程を早めに確保頂き、当日は是非ご参加下さい。



追伸・・・・その後2か月間で、準備がだいぶ進みました。



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平成22年度・第1回・佐賀県高齢者虐待事例検討会

2010.7.10 更新/家事, 弁護士ブログ

先日、佐賀県社会福祉士会館にて、弁護士と社会福祉士による虐待事例検討会に参加してきました。
昨年までは、円卓を囲んで、20数名の社会福祉士の方と、
5,6名の弁護士とが、1,2事例について、順次検討をし、発言をするという検討会でした。
しかし、事例の発表者の方の他には、順番に発言すると言っても、限られた時間の中、
必ずしも多くの方に発言の機会が与えられない、
あるいは、発言したくても場違いな発言ではないかと萎縮してしまって発言できない、
などの意見があったと思われます。

今回からは、人数に応じてグループ分けして、
グループごとに、事例について、自由闊達に議論・検討をすることができました。
人数を絞り込んで議論するのは、これまであまり発言をされてこなかった社会福祉士の方々にとっても
有意義だったのではないでしょうか。

佐賀市においては、佐賀県弁護士会と佐賀県社会福祉士会とともに、
平成22年7月1日から高齢者虐待対応専門職チームという制度が始まっています。
身近で何らかの虐待(身体的のみならず、精神的なものや経済的なものも含みます)の兆候に気付かれた方は、
是非最寄りの役所(福祉課)や地域包括支援センターに相談下さい。
また、地域包括支援センターの職員の方々は、是非、高齢者虐待対応専門職チームをご活用下さい。



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成年後見人が遺言で、本人の遺産を取得してよいのか?

2010.6.5 更新/仕事, 家事, 弁護士ブログ

ちょっと古い記事ですが、社会福祉士が専門職後見人として成年後見人になった事案について、
その成年後見人が遺言で、被相続人の遺産をもらってしまったという記事を見つけました。
記事はこちらです。

この社会福祉士さんは、実際にその後(2008年2月)、社会福祉士会から戒告処分になったようです。
戒告というのは要するに厳重注意ということですが、率直に処分として、軽くない?って思いますが、
社会福祉士会には戒告除名しかない(業務停止や退会命令がない)と言われると、
処分としては仕方ないのかな、とも思います。

認知症の状態にある方の専門職後見人になって、仲良くなって遺言書を書かせて、
遺言書で大部分をもらってしまった。

これって、報道を読む限りですが、準詐欺罪(刑法第248条)に該当すると思います。
そのような観点から、関係者や役所は行動されたんですかね?
ちなみに準詐欺罪は、被害者の心神耗弱に乗じて(心神喪失ではない)、財産を騙し取る罪であり、
成年被後見人さんは一般的に被害者足りうるはずです。
(完璧に心神喪失だと、窃盗や横領になるんでしょうが・・・・)

親族の後見でも、いろいろときわどかったり、発覚したら間違いなくアウトな事案がよく見受けられますので、
裁判所にも積極的に、弁護士による後見監督制度を活用してもらいたいものです。



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遺言書について

2010.5.8 更新/家事, 弁護士ブログ

最近、遺産に関する相談が増えています。
それぞれ、複雑な相続関係、人間関係があり、
「法律論では、こうなると思います。」というところまでは、
ある程度、即答できるとしても、
ではどのようなアプローチでどう解決すべきか、
となると、法律論だけでは足りず、
相談に載る弁護士の側にも、
過去の経験の積み重ねや、
人間関係に関する深い洞察力、
また、いわゆる交渉術などが必要となってきます。

遺言書にまつわる紛争もこれまで数多く手がけてきましたが、
調べれば調べるほど、いろいろな問題点が出て来ます。
公正証書遺言(公証役場で作ってもらう遺言書)であっても、
事後的に見てみると、実はいろいろな問題点が見えてくるのですが、
自筆証書遺言(自分で筆記すれば一応完成する遺言書)の場合、
もともと法律のプロではない人が作った書類ですから、
紛争の元となってしまうことが多いのです。

自筆証書遺言を作ろう、公正証書遺言を作ろう、と思った場合、
また試しに自筆証書遺言を作ってみた場合、
弁護士に相談されること、弁護士に見てもらうことを、お勧めします。




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弁護士と社会福祉士との連携

2010.4.28 更新/仕事, 家事, 弁護士ブログ

4月24日(土)に、九弁連主催(福岡県弁護士会・福岡県社会福祉士会が共催)で、
弁護士と社会福祉士との連携をテーマとしたシンポが行われました。
私は同時刻に九弁連の理事会があって、最初だけしか参加できませんでしたが、
事前準備にちょっと関与していたこともあり、詳細で分かりやすいパンフレットも頂きましたので、
お互い専門職として、もっと相互交流・相互活用が有用であることを認識できました。

佐賀でも、数年前から弁護士と社会福祉士とが集まって、
高齢者虐待事例検討会や、懇親会を行うようになりましたが、
日常的な業務において相互交流・相互活用と言うには、
まだ十分であるとは言い難いと思います。
今後、双方向で、お互いが利用しやすい制度をどう構築するか、
今年度議論し、制度設計していきたいと考えています。

また、今年度は九弁連主催の上記シンポジウムを、来年初頭に佐賀で行うことが予定されています。
佐賀県弁護士会では、成年後見制度10周年(平成12年に制度ができた)をテーマにして、
シンポジウムの企画を開始したところですので、皆さんご期待下さい。



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