弁護士ブログ

平成28年3月 代表弁護士あいさつ

-桑原ブログ , ■弁護士ブログ

2016.03.25

年度末の所得税の申告を終え、事業所得者の方々はそれぞれの思いを胸に、新年度を迎えられていることと思います。

このたび私桑原は、九州北部税理士会にて、税理士登録をいたしました。
弁護士は、弁護士登録をしていれば、申請により税理士登録もでき、税理士として相談に乗ったり、税務申告の代理活動を行ったりすることもできるのですが、実際に税務を詳しく知っている弁護士は多くなく、税理士登録をして税理士としての活動をしている弁護士もほとんどいないのが実情です。

しかしながら、我々が扱う業務の中で、税務に対する正確な理解をしないで示談交渉や訴訟活動をすることは、クライアントにとって望ましくないことが多いのも事実です。
例えば、クライアントが所有する不動産を売却する実務に、弁護士として携わることがあります。不動産売却時には、売主には譲渡所得税が、買主には不動産取得税や登録免許税がかかります。また、建物の売却に際しては、売買代金に対する消費税の負担も問題となり得ます。また、年度途中の売買契約であれば、当該年度の固定資産税を買主と売主のいずれが負担すべきかの問題も生じてきます。

これらを度外視して交渉を進め、漫然と土地建物一括で●●万円というような売買契約書を作成してしまうと、そもそも建物のみにかかる消費税はいくらか、取得費用の控除額が土地と建物とで異なっている譲渡所得税額はいくらかなど、事後的に、クライアントが想定していたよりも過大な負担をせざるを得なくなり、税務的には失敗したというような実例もしばしば見受けられるわけです。
また、訴訟の攻防の中でも、裁判官を含め税務問題に対する理解が不十分ゆえに、的確な立証活動が行われていない実例も散見されるところです。

税理士登録をすることによって、税務問題に詳しい弁護士となるべく日々研鑽を積むとともに、税理士の方々との交流を深め、各種業界の実情に幅広く精通していきたいと考えております。

皆様も、今所属されている会社や業界以外の所属団体に、積極的に参加してみて、自らの交流と見識の幅を広げられてはいかがでしょうか。

問題解決に向けて、全力を尽くします。まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。

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