弁護士ブログ

「君たちはどう生きるか」

-筬島ブログ , 弁護士ブログ

2019.02.25

初めてブログを書きます,弁護士の筬島大輔と申します。
昨年12月に桑原法律事務所に入所し,武雄オフィスにて執務しております。

私は生まれが佐賀市で,小学生時代は唐津市で過ごしました。
故郷である佐賀県で弁護士として職務にあたることに、大きな喜びを感じています。皆様どうぞよろしくお願いします。

 

表題の「君たちはどう生きるか」は,吉野源三郎さんの著書であり,近年漫画もベストセラーになりました。本来は児童向けの本なのですが,コペル君が友人との関係を通して精神的に成長する過程や叔父さんからコペル君への示唆に富む手紙など,大人も楽しめる内容です。

 

私も岩波文庫の本を読みました。特に印象に残る場面があります。コペル君とその友人達は,上級生から目をつけられている友人がもしいじめられそうになったら,一緒に助けようと約束していました。にもかかわらず,上級生がその友人をいじめ,「仲間は,みんな出て来いッ」と言ったとき,コペル君一人が名乗りをあげられなかったのです。

コペル君は,そのことがショックで寝込んでしまいます。コペル君は叔父さんに相談しますが,謝っても許してくれるかわからないなどと,どうすれば良いか迷っています。

そんな様子を見た叔父さんは,次のように述べてコペル君を一喝します。「済まないと思っている君の気持ちを,そのまま正直に北見君たちに伝えることだ。」「勇気を出して,他のことは考えないで,いま君のすべきことをするんだ。過去のことは,もう何としても動かすことは出来ない。それよりか,現在のことを考えるんだ。」

コペル君は,叔父さんの叱責を受け,友人達に手紙を書き,本当に悪かったと思うこと,今度こそ,必ず勇気を出してみせる旨伝えます。

 

改めて読み直すと,この場面は,弁護士としても心動かされる内容でした。弁護士として,勇気を出して,裁判所や相手方に意見すべき時があります。また,最高裁の判例が変更されたとき,当然のものとして受け入れられてきた「無難な結論」に対し,ここは依頼者の権利のため闘わなければならないという勇気を持って主張した弁護士がいたはずです。そうした弁護士がいたからこそ,裁判官が動かされ,新しい判例が生まれたのだと思います。

 

裁判で,実務家的,専門家的には無難(だが,依頼者には過酷)な結論に落ち着きそうなときには,「こんなことを言うと相手の弁護士や裁判所にどう思われるだろうか」などと他のことは考えないで,問題提起できる勇気があるか問われると思います。

 

お前は弁護士としてどう生きるか。こう聴かれれば,決意を込めて,次のように答えたいと思います。

他の弁護士に負けないよう,謙虚に勉強・研究を積む。依頼者の想いに寄り添い,その権利を守る。ここぞという時には,周りの目を恐れず,「無難な結論」に対し問題提起できる強さを持つ。

 

 

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