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北海道弁連定期大会ー支部機能の充実

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2010.07.24

7月23日、北海道弁護士会連合会の定期大会に参加しました。
午前中のシンポジウムでは、「地域住民の裁判を受ける権利の充実を目指して」というテーマで、パネルディスカッションが行われました。
元裁判官・元検察官の弁護士、ひまわり公設事務所の現役弁護士、ひまわり公設事務所を招致した元町長が登壇して、それぞれのこれまでの体験を元に、活発な意見が出されていました。
主なテーマは、支部機能の充実、ということでした。

北海道には、九州よりも広い区域に、札幌、旭川、函館、釧路の4つの地裁しかありません。

旭川地裁稚内支部は、旭川地裁本庁と250kmも離れており、特急でも片道3時間かかるそうです。
稚内では、破産管財事件を扱わないため、ちょっとした過払金があるだけで少額管財となってしまうと、片道3時間の本庁で申立せざるを得なくなってしまう、という話をされていました。
DV保護命令事件も、開廷日が月3回しかないため、緊急案件に対処できないし、
支部では労働審判も扱っていないから、ちょっとした残業代の話など労働審判で簡易・迅速に解決すべき案件も、調停や民事訴訟でやるしかない、などと話されていました。

当事務所も、佐賀地方裁判所武雄支部という、支部地域に事務所を構えています。
九州でも、支部は交通の便が悪いことが多く、また離島が多数存在しており、地域の広い北海道と似たような悩み、問題点を抱えています。

支部機能の充実については、支部で活動する法曹三者の便利さという視点では国民の支持は得られない。
やはり支部地域で暮らす住民にとっての利便性、という視点で、議論を活発に行い、世論を盛り上げていかねばならないでしょう。

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