弁護士ブログ

司法修習生の給費制シンポジウム・in佐賀part4(法曹養成制度)

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2011.08.02

 今回で最後,のつもりですが,前回の司法修習生の給費制シンポジウム・in佐賀part3(弁護士の平均年収)に引き続き,投稿します。

 給費制維持の本質は,国民にとって,法曹とはなんぞや,司法修習とはなんぞや,ということ。
日本国民にとって,いかなる法曹を養成すべきなのか,という問題なのです。

 身近に法曹業界関係者がいない方にとっては,やはり,将来弁護士になってお金持ちになれるなら,
1年くらい冷や飯食べるくらい,どうってことないでしょ,と報道されると,
そうだよな,と思ってしまうでしょう。

 しかし,考えてみて下さい。

 例えば,皆さんのお子さんが,司法試験を目指したいと言ったときに,お勧めできるかどうか?
① まず,大学に4年間通わなければなりません。
② その間に,法科大学院への受験をしなければなりません。
③ 合格後,法科大学院に,2,3年通わなければなりません。
④ その後,司法試験を受験しなければなりません(最近の合格率は,25%未満)→不合格ならまた来年。
⑤ 3回司法試験を受けて,受からなかった場合は,あきらめるか,再度②からやり直しです(三振制度)。
⑥ さらに,その後無収入(アルバイト禁止)で,1年間,司法修習に通わせなければなりません。
 自宅から通える任地ならいいですが,はるか遠い場所での修習を命ぜられるかもしれません。
⑦ ようやく,弁護士になる資格を得ましたが,最近は合格者激増により,就職難です。
  年収も年々下がってきています。

 さて,司法試験に合格できそうな学力が,自分の子供にあるとして,お勧めできます?

 できない,ということは,司法制度改革が間違っていた,ことを証明しているのではないでしょうか?

なお,関連するブログは下記のとおり
  2010.5.28投稿:司法修習生に対する給費制維持か、弁護士人口激増ストップか
  2010.8.7投稿:給費制市民集会
  2011.2.8投稿:シリーズ・弁護士激増時代(1)-弁護士人口を増やし過ぎてよいのか?

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