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弁護士インタビュー
佐賀オフィス・弁護士 竹下 順子

Profile:福岡県出身。2015年、九州大学法学部中退(飛び級)。2017年、九州大学法科大学院卒業。2019年、弁護士登録と同時に桑原法律事務所(佐賀オフィス)に入所。

 

ドラマの女性弁護士に憧れて

小学生のころから法曹界のドラマが好きでよく観ていました。司法修習生をモデルにした「ビギナー」や、検察官であれば木村拓哉さん主演の「HERO」などです。

なかでも天海祐希さん主演のテレビドラマ「離婚弁護士」が印象に残っています。人を助ける主人公がかっこよくて、私も人を助けたいと思いました。両親からも「手に職をつけた方がいい」と、ずっと勧められていました。

法曹界としては検察官は冷たそうなイメージで興味が持てず、裁判官だと裁判所で黙々と書類と向き合うイメージがありました。人と話すのが好きなので弁護士を志しました。

桑原法律事務所は第一印象がよかったです。事前の説明会や面接でも、話しやすい先輩弁護士が多くて、いい雰囲気でした。人で選びました。

担当している案件は幅広いですが、とりわけ「離婚問題を担当したい」と希望しています。離婚している人が周囲にも多くいて、助けたいという気持ちが強いからです。性被害など女性だから話せることもあり「女性弁護士にお願いします」という指名の依頼もあります。

刑事事件にも注力したいと思っています。無罪を争うような事件を担当したのがきっかけです。弁護士になって2年目で、被告人と一緒に悩みました。被告人の主張は当初、誰からも信じてもらえてませんでした。警察からも関係機関からも「やっただろう」「もう認めた方がいいんじゃないか」と言われたそうです。

そんな中で私だけが被告人の言うことを信じました。「この人の言い方は本当にやってない人の言い方だ」と思ったからです。「私のせいで有罪になったら」というプレッシャーもあって、必死でした。がむしゃらに取り組んだ結果、光が見えてきました。

今後も、よりよい刑事司法を目指して取り組みたいと思っています。

当事者の目線を忘れないように

当事者の目線を忘れないよう、話は徹底的に聞こうと心がけています。相談に来られる方は、何を話せばいいのか分からないことも多いため、相談の内容そのものとは関係なさそうな話をずっとされることもありますが、それでもまずは「聴く」ようにしています。その中で、突然重要なことを言われることもあります。ですので、「この話は関係ない」と切ることはせず、お話は全部伺います。

法科大学院の時、見学した法律事務所の弁護士が「じっくり話を聴く」を実践していました。「聴くことが大事」と言われてから、ずっと大切にしていることです。

「依頼人第一に」と入所時、力丸弁護士に言われた言葉もずっと心に刻んで活動しています。依頼人の希望すべてをかなえられないこともありますが、真摯に説明をして、自分にできる最大限の利益を与えられるよう心がけています。

依頼人によって関心のある部分が違います。法律的な説明をした方が分かりやすいとは思っても、本人が知りたい部分から答えるようにします。伝える順序はすごく考えますね。

フットワークの軽さで、どこでも

持ち味は「フットワークの軽さ」だと思っています。どこへでも行きますし、先輩にも相談します。判断に迷うことがあれば、依頼人にも「先輩弁護士に確認します」と伝えます。
若手弁護士だと経験が浅くきちんと対応してくれないんじゃないかと不安になる方もいるかもしれません。自分に足りない部分があるからこそ、どの事件にも全力投球し、必死に取り組みます。いつまでも全力で事件と向き合いたいと思っています。

まずは相談をし、年齢や経験年数に関係なく、ご自身と相性がよい弁護士を選ぶほうがいいのではと思っています。

ぜひ早めの相談を

「弁護士は最後の手段」でもいいと思いますが、やっておかなければならないことが、初めてだと分からないことがあるかもしれません。例えば離婚を考えて別居する際、どういう証拠を集めておいたらいいか、などですね。

問題が複雑になる前に予防の意味合いで相談するのが一番賢いと思います。

「こんなことで相談に来てごめんなさい」などと言われることもあります。でも全然、そんなふうには思いません。「早めに来ることができてよかったですね」と応援する気持ちです。

「自分で対応しようと思っているのに、法律事務所に相談の予約を入れたら、すぐさま依頼になってしまうのではないか」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

もちろん事案の具体的な内容次第で、弁護士をつけるべき難易度であった場合には、依頼を勧めますが、個人で対応したいご意向であるならば、相談のみで終わることができます。

いきなり裁判になる案件は少ないですし、裁判にしたくないのであればどういう解決ができるか、一緒に探せたらいいなと思います。気軽に相談に来てほしいですね。