公開日:2014.04.18
人質司法 ~弁護士木谷明先生講演会~
吉原ブログ
人質司法とは
逮捕された被疑者(容疑者)が「自分はやってない」と主張した場合、
当然のように「証拠隠滅のおそれあり」として、身柄を拘束され続けてしまうことです。
身柄を長期間拘束されるとどうなるでしょうか?
職を失ったり、家族が生活できなくなったりという大きな弊害が生じます。
困った被疑者はどうするか?
罪を認めなければ身柄を拘束され続けてしまうので、
「認めれば罰金で済むかも」などと言われると、
やってもいないのに「やった」と言ってしまうのです。
人質司法は冤罪を生み出す深刻な問題であり、
そのような手法を用いる検察はもちろん、
安易に身柄拘束を認める裁判所に対しても、
弁護人は立ち向かわなければなりません。
木谷先生の上記のようなお話は、
改めて自分を奮い立たせてくれる力強い内容でした。