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COLUMN

弁護士のコラム

公開日:2018.04.25

部下のモチベーションをいかに上げるか ―X理論・Y理論と内発的動機付け・外発的動機付け―

桑原ブログ

平成30年4月、多くの企業で、新卒採用者が入社されたことと思います。
社会人経験のない若者たちを各社どのように育てていくのか、企業に定着させ、彼ら彼女らが企業にとって欠かせない存在となるよう成長を促すのか、それぞれに個性があり、企業内部での競争環境もあるので、必ずしも上司や先輩の思い描いたとおりにはいかないこともあるでしょう。

部下をマネジメントする立場にいる方に検討いただきたいのが、部下のモチベーションをいかに上げるか、という視点です。モチベーションにはいくつか有名な理論がありますが、X理論・Y理論と、内発的動機付け・外発的動機付けをご紹介します。

X理論とは、人間は本来的に仕事が嫌いであり、仕事をさせるためには強制が必要という考え方であり、Y理論とは人間が仕事を行うのは当たり前、自ら設定した目標には喜んで働くという考え方です。
企業は、当然Y理論の下で高いレベルで活躍してくれる人材を欲しい訳ですが、実際に働かせてみないと個々人の本来的モチベーションは分からないものです。Y理論を前提に様々なアプローチをしても、部下がやる気を見せない、好成績を出さないという場合には、X理論を駆使して具体的指示に基づき仕事をさせ、達成感を体験させることが先決かもしれません。

次に、動機付けですが、人の内面から湧き上がるモチベーションが内発的動機付け、外からの影響を受けて起こるモチベーションが外発的動機付けです。
モチベーションを高めるための本質は内発的動機付けであり、自分で選択すること、自分が優れていると感じること、仲間と一緒に取り組んでいることなどの要素により高まります。
外発的動機付けは、報酬や賞罰、昇格・昇進、MBO(目標管理制度)、休暇その他の福利厚生のことであり、外発的動機付けを内発的動機付けにどう結びつけていくか、各種人事施策で整合させていくかを、各企業でしっかり練り上げることが大事でしょう。

弁護士 桑原

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