公開日:2018.08.25
弁護士費用保険
桑原ブログ
日本では、生涯で弁護士を利用した経験のある人が、10%程度しかいないとの統計結果があるそうです。
日本でも、過払金返還請求を大々的なTVCMで誘引する法律事務所による宣伝を見かけない日はなく、以前よりは弁護士に対する敷居が低くなったと言われていますが、過払金以外のちょっとしたトラブルについて、弁護士に気軽に相談する、依頼するという状態には至っていません。
交通事故の被害者となった場合に、被害者に変わって弁護士費用を立て替えてくれる弁護士費用特約が若干普及し始めていますが、多くの保険会社の弁護士費用特約は、交通事故に限られている、被害事故に限られているなど、活用範囲が限定的です。
そんな中、もっと幅広い法律トラブルに広く使える弁護士費用保険を売り出す保険会社が出てきています。詳細は、「弁護士保険」とか、「弁護士費用保険」などで検索をかけてみてください。
月額約3000円の費用で、交通事故、傷害事件などの偶発的な事件・事故に関して、請求する額(される額)の如何にかかわらず、弁護士費用や諸経費を全面的に補てんしてくれるほか、離婚や相続などの家族間トラブル、残業代や差別待遇などの労働トラブル、借地借家トラブルや、ネットトラブル、なかなか支払ってくれない相手方からの債権回収など、幅広く保険が適用され、弁護士費用の一部を補てんしてくれる商品設計がされているようです。
我々法律事務所も、日々たくさんの法律相談を受ける中で、最終的に弁護士費用の壁(一般の方からすると高い相談料や着手金)のゆえに、依頼を控えてしまう、泣き寝入りをしてしまう方が、今まで多かったことは否めません。
そんな中、かなり幅広い法律トラブルについて、月額約3000円の保険料で、いつでも法的トラブルを気軽に相談し、勝てるかどうか、経済的にペイするかどうかを気にすることなく、弁護士に相談をし、納得いくまで対応を依頼することができる弁護士費用保険。
皆様も、弁護士費用保険契約の締結を検討してみませんか。
弁護士 桑原