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COLUMN

弁護士・スタッフブログ / コラム

2010.09.11 / 桑原ブログ

2010年・新司法試験最終合格者発表(九州地区法科大学院の未来)

平成22年9月9日に、法科大学院修了者を対象とする2010年の新司法試験の最終合格者が発表されました。

受験者数8163人、合格者数2074人、合格率は25.4%(法務省のページ)。

この合格率は、制度設計当初想定していた合格率からすると、ずうっと低い数字です。

大学別のランキングもいろいろと載っていますが、合格者数0人の姫路獨協大学法科大学院や鹿児島大学法科大学院のほか、数十人単位で受験しているのに合格者数が1ケタ台の33大学は、今後どうなっていくのでしょうか。姫路獨協大学法科大学院は、2011年度の法科大学院の学生募集を停止し、廃校することを決定しているところですが、他の大学もこれと同様の結果となってしまうおそれが、今年の試験結果でさらに現実実が増した訳です。

全国74の法科大学院中、九州・沖縄地区に存在する法科大学院は7つです(合格者数の多い順)。

大学名
受験者数 合格者数 合格率
九州大学法科大学院   175    46  26.3%
福岡大学法科大学院    36     8  22.2%
西南学院大学法科大学院    72     8  11.1%
熊本大学法科大学院    34     7  20.6%
久留米大学法科大学院    51     6  11.8%
琉球大学法科大学院    38     5  13.2%
鹿児島大学法科大学院    31     0   0.0%

かろうじて、九州大学だけは全国平均を若干上回ったものの、他大学はすべて全国平均以下となってしまっています。
法科大学院で頑張って司法試験を目指そうと思う学生は、当然、合格者数や合格率が高い法科大学院に入りたがるはずです。その結果、今後ますます、合格者数が多く合格率が高い法科大学院に、実力の高い学生が集中します。結果として合格者数が少なく合格率が低い法科大学院には、優秀な学生が集まらなくなり、その後ますます合格者数が減り合格率も下がる、という負のスパイラルに陥っていくでしょう。

法科大学院って必要だったのか?
昔の司法試験の方がよかったんじゃないだろうか?

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