案件種別

交通事故(事故損害賠償)
自賠責保険の過失割合や因果関係の基準

自賠責による保険金支払いの範囲は,裁判等における損害賠償義務の範囲とは異なります。

■重過失減額

相手方加入の自賠責保険ないし自賠責共済(以下「自賠責」)では,人身事故被害者への最低限の補償が目的とされています。
そのため,被害者の過失が大きく,70%~99%である場合に限り,支払われる自賠責保険金が減額されることになります。
このことを「重過失減額」といいます。

減額される割合は,次のとおりです。

過失割合 後遺障害又は死亡事故の保険金 傷害事故の保険金
70%~79% 20%減額 20%減額
80%~89% 50%減額 20%減額
90%~99% 50%減額 20%減額
※100% 無責(支払い無) 無責(支払い無)

なお,被害者に100%の過失がある事故である場合には,相手方の損害賠償責任はなく,自賠責からも賠償金は支払われません。相手方の「無責」と言います。

裁判等における損害賠償額の範囲は,過失割合に応じて,減額されます。
例えば,被害者過失10%であれば損害賠償額も10%減額,被害者過失80%であれば損害賠償額も80%減額です。

以上から,通常は「裁判等基準額>自賠責保険支払基準額」ですが,損害額が小さくかつ自身の過失割合が大きい場合など,「自賠責保険支払基準額>裁判等基準額」となることもあります。

■治療等の因果関係

自賠責では,基本的には書面のみを判断材料とする審査です。
裁判等では,書面でもカルテ等の詳細な書面のほか,本人の尋問,主治医の尋問など,必要に応じて,総合的な判断材料とされます。

 

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