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案件別コラム

公開日:2019.08.08

CASE

  • 企業法務
  • 労働問題(企業側)

就業規則の作成の必要性

目次CONTENTS

[ Q ]

就業規則はどうして作成しなければならないのですか?

[ A ]

会社の労務管理上、就業規則は作成されるべきものですが、なぜ重要なのでしょうか。

労務の統一的管理のツールとして

会社経営上、従業員に遵守してもらうべき事項は数多くあります。また、企業の事業内容や規模が変化するとき、賃金や労働時間などの労務管理も柔軟に変化する必要があります。こうした変化について、一人一人と個別交渉を行うのは困難です。ここで、就業規則の存在が重要な意味を持ちます。

就業規則は、労働者への周知が行われ、かつ内容が合理的であれば、労働契約の内容となります。また、就業規則の変更は、その内容が合理的なものである限り、個々の従業員に対する拘束力を持ちます。
逆にいえば、就業規則が適切に定められていなければ、職務規律も、労働条件も、契約内容になっていないと判断される可能性があります。

危機管理への備え

労務管理上、従業員の不祥事や問題行動などの「不祥事リスク」から目を背けることはできません。こうした場合に企業がその対応を誤れば、取引先や消費者からの信頼を一挙に失い、取り返しのつかない事態になりかねません。

企業としての誠意を示し信頼を保持するためには、場合によっては懲戒処分を検討しなければなりません。しかしながら、懲戒処分を行うためには、前提として就業規則に懲戒処分の事由及び種類が定められていることが必要です

また、就業規則については、遡って適用することができないとされているため、問題行動後に慌てて就業規則を改定しても遅いのです。無理に懲戒処分を課した結果その効力が争われ、企業が会社の命運を左右するほどの賠償を命じられることさえあり得ます。

このように、就業規則は、労務の統一的管理危機管理への備えとして、極めて重要です。

 

弁護士法人桑原法律事務所の企業法務サイト
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