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遺産相続・高齢者問題
【相続問題】遺産分割手続⑦(分割割合)

■ 遺産分割手続の流れ

遺産分割手続きは,大まかに以下のような流れになります。

① 相続人の確認 → ② 遺言書の確認 → ③ 遺産の確認 → ④ 遺産価値の確認 → ⑤ 分割割合を決める → ⑥ 遺産の分け方を決める → ⑦ 書面化

今回は,このうち,⑤「分割割合を決める」について解説します。

■ 前提

まず,相続分(分割割合)については,遺言で定めることもできますし,また,遺産分割協議においては,全相続人で合意できるのであれば,いかなる内容でも原則自由です。

しかし,遺言での指定がなかったり,協議による合意が出来なかったりして,法的に分割割合を確認する場合は,以下のとおりとなります。
遺産分割協議の際の参考までに,把握しておくのもよいかもしれません。

■ 法定相続分

法で定められた原則的な分割割合(法定相続分)は,次のとおりです。

相続人 法定相続分 法定相続分
配偶者と子(子孫) 配偶者
1/2
子ら
1/2
配偶者と直系尊属(祖先) 配偶者
2/3
直系尊属ら
1/3
配偶者と兄弟姉妹 配偶者
3/4
兄弟姉妹ら
1/4
配偶者がいないとき 相続人の数に応じて原則均等割合

■ 具体的相続分

上記の原則的な分割割合が「寄与分」,「特別受益」などといった考え方によって修正される事があります。
令和元年7月1日に施行された改正相続法において,親族以外の者(例えば,高齢者夫婦と同居している長男の妻)の貢献についても,金銭的に評価して分け与える「特別寄与料」という新制度も施行されました。
さらに,令和2年4月1日から,「配偶者居住権」の新制度も施行されます。

 

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