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  • 借金問題(債務整理)

破産しても残せる財産とは?

目次CONTENTS

[ Q ]

破産したら,手持ちの財産は全てお金に換えられてしまうのですか?

 

[ A ]

こちらの記事でも解説しているとおり,自然人(個人)が破産した場合,一定程度以上の財産は,破産手続きの中でお金に換えられてしまいます。しかし,それはあくまで“一定程度以上の”財産であって,“全ての”財産ではありません。

それでは,どのような財産であれば残せるのでしょうか。ここでは,「自由財産の範囲の拡張制度」について解説します。

破産手続きの目的

まずは,破産手続きの目的を確認しましょう。

破産手続きにはいくつかの目的がありますが,そのうちの1つに「破産者の経済的再生」があります。借金から解放することでその人を経済的に生き返らせよう,というものです。
しかし,「破産したものの,手持ちの財産が全くない」という場合に,果たしてその人はその後生活していける(経済的に再生できる)でしょうか。預金もゼロ,車もない,何もない,ということでは,借金がゼロになってもそもそもの生活がままなりません。

 

自由財産の範囲の拡張制度

そこで破産法は,破産者の経済的再生という目的を達成するため,本来お金に換えないといけない財産のうち一定の財産に限り,これをお金に換えなくていい財産にすること(=お金に換えなくていい財産の範囲を拡張すること)を認めています。これを自由財産の範囲の拡張といいます。

 

破産しても残せる財産とは?

それでは,具体的にどのような財産が残せるのでしょうか。
この点は,各裁判所の運用があり,一概にはいえませんが,概ねどこの裁判所でも99万円を下回る財産については,これを自由財産として拡張することを認めてくれます。
例えば,不動産等はなかなか難しいですが,中古の車などは拡張してもらえることが多いです。

 

さいごに

自由財産の範囲拡張には,込み入った論点もありますが,それはまた別の機会に解説いたします。
破産手続きや自由財産の範囲拡張についてご不明な点があれば,当事務所までお気軽にご相談ください。