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案件別コラム

公開日:2020.04.30

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  • 相続・高齢者問題

遺産分割の手続の種類

目次CONTENTS

[ Q 

相続人間で遺産分割をしたいのですが、遺産分割の手続にはどのようなものがありますか?

[ A ]

遺産分割の手続には、① 遺言による遺産分割方法の指定、② 遺産分割協議、③ 遺産分割調停、④ 遺産分割審判があります。

① 遺言による遺産分割方法の指定

まず、被相続人が遺言書で遺産分割の方法を具体的に指定している場合には、相続人は原則として、その遺言のとおりに遺産分割をすることになります。

もっとも、遺言書がある場合であっても、「遺言が無効である場合」や「相続人全員が遺言の内容を把握した上で、別の遺産分割方法で合意をした場合」は、その遺言の通りに遺産分割をする必要はありません。

遺言が無効である場合

遺言の方式に不備がある場合や、被相続人の判断能力が低下しており、遺言をする能力がないと判断される場合等に、遺言は無効になります。遺言が無効になった場合、遺言の通りに遺産分割をする必要はありません。

別の遺産分割方法で合意した(遺産分割協議をした)場合

相続人全員が遺言の内容を把握をした上で、別の遺産分割方法で合意をした場合には、遺言の通りに遺産分割をする必要はなく、別の遺産分割方法で分割することとなります。

ただし、遺言書で財産を相続人以外の第三者に遺贈することが書かれている場合には、別の遺産分割方法で合意をしても、その財産は当該第三者が取得したものとなります。

 ② 遺産分割協議

相続人全員で合意をして、分割方法を定める方法です。

遺産のうち、プラスの財産(積極財産)については、相続人全員の合意があれば、自由に分割方法を定めることができます。

もっとも、マイナスの財産(消極財産)については、債権者の承諾がない限り、相続によって各相続人に法定相続分に応じて当然に分割されて承継されると考えられているので、相続人全員の合意だけで自由に分割方法を定めることはできません。

なお、遺産分割の協議により遺産分割を行う場合には、後々もめないように遺産分割協議書を作成することをおすすめします 

③ 遺産分割調停

家庭裁判所に遺産分割調停の申立てをし、調停の中で遺産分割の方法について、話し合いを進めます。話し合いで遺産分割の方法について話し合いがまとまった場合、そのまとまった内容で分割方法が定まることになります。

④ 遺産分割審判

遺産分割調停で話し合いがまとまらなかった場合、調停は不成立として終了し、裁判官が一切の事情を考慮して審判をし、遺産分割の方法について結論を出すことになります。