公開日:2022.05.17
- 債務整理の解決事例
消滅時効を主張し、借金を200万円→0円に減額した事例
【本記事の監修】 弁護士法人桑原法律事務所 弁護士 桑原貴洋 (代表/福岡オフィス所長)
- 保有資格: 弁護士・MBA(経営学修士)・税理士・家族信託専門士
- 略歴: 1998年弁護士登録。福岡県弁護士会所属。
日本弁護士連合会 理事、九州弁護士会連合会 理事、佐賀県弁護士会 会長などを歴任。
目次CONTENTS
事案の概要
- 債務整理の手続き:任意整理
- 借金の原因:娯楽費(パチンコ、飲食)、住宅ローン
- 債権者数:1社
- 負債総額:200万円
- 減額できた額:200万円(200万円→0円)
相談までの経緯
10年以上前、若いときにした借金についてご相談いただきました。
ローン会社から200万円の請求書が届いていましたが、200万円のうちほとんどが利息でした。依頼者様によると、ずっと返済もせずに放置をしていて、最後に返済をしたのも5年以上前だろうとのことでした。
弁護士が書類を確認したところ、ローン会社と、2014年に裁判外での和解をしていたようでした。
弁護士の活動
裁判外での和解から5年以上が経過していたため、任意整理(消滅時効)で受任しました。
受任後すぐに、相手ローン会社に対し、消滅時効援用通知書を送付しました。
結果
約20日後に、相手ローン会社から債務不存在証明書(借金はもう存在しませんという証明書)が届き、請求額の200万円を0円に減額することができました。