公開日:2022.06.02
- 債務整理の解決事例
個人再生の住宅ローン特則を使い、自宅を守りながら借金の減額に成功した事例
【本記事の監修】 弁護士法人桑原法律事務所 弁護士 桑原貴洋 (代表/福岡オフィス所長)
- 保有資格: 弁護士・MBA(経営学修士)・税理士・家族信託専門士
- 略歴: 1998年弁護士登録。福岡県弁護士会所属。
日本弁護士連合会 理事、九州弁護士会連合会 理事、佐賀県弁護士会 会長などを歴任。
目次CONTENTS
事案の概要
- 債務整理の手続き:個人再生
- 借金の原因:住宅ローンの支払いと生活費の負担
- 債権者数:10~20社
- 負債総額:住宅ローンを含め500~1000万円
- 結果:住宅ローンを除く借金(再生債権)を5分の1に圧縮
相談までの経緯
依頼者様は、住宅ローンの支払いをしながら生活をしていくなかで、借り入れを繰り返してしまい、借金を返済していくのが困難になってしまいました。
自宅は残したいとのご希望だったため、個人再生を選択されました。
弁護士の活動
弁護士が受任後、個人再生申立ての準備にとりかかりました。
固定資産税評価額を前提として、自宅にそれなりの価値がつきそうであったため、不動産業者に自宅を簡易査定してもらうなどしながら、慎重に申し立て準備を進めました。
結果
個人再生の申し立て後、滞りなく開始決定が出されました。
懸案していた自宅の価値についても、簡易査定の金額を前提に手続きが進行しました。結果、過大な再生計画となることもなく、無事に再生計画の認可決定が出されました。
依頼者様の自宅を守りながら、住宅ローンを除く借金を5分の1に圧縮することができました。