公開日:2020.04.13 最終更新日:2021.12.24
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民事再生とは?利用できる条件は?メリット・デメリットについても解説
【本記事の監修】 弁護士法人桑原法律事務所 弁護士 桑原貴洋 (代表/福岡オフィス所長)
- 保有資格: 弁護士・MBA(経営学修士)・税理士・家族信託専門士
- 略歴: 1998年弁護士登録。福岡県弁護士会所属。
日本弁護士連合会 理事、九州弁護士会連合会 理事、佐賀県弁護士会 会長などを歴任。
目次CONTENTS
この記事では、民事再生手続きについて、弁護士がくわしく解説いたします。
民事再生手続きとは
民事再生手続きとは、事業は継続しつつ、負債の一部を免除してもらう手続きです。
民事再生のメリット
民事再生手続きのメリットは、負債が減らせて、財産を残すことができ、会社を守ることができる点です。
民事再生のデメリット
民事再生手続きには、デメリットもあります。
再生手続きの要件を満たしていたとしても、会社の規模・状況・負債額等々により、弁護士費用が高額になる場合があります。
また、裁判所に予納金を納める必要があり、こちらも負債額に応じて変動し、少なくとも200万円程度は必要になります(個人再生手続は除きます)。
※上記記載の条件、費用等の説明は一部になりますので、くわしくは弁護士にご相談ください。
どんな会社でも民事再生手続きを利用できる?
民事再生手続きには、いくつか条件があります。その中から一つ挙げると、「安定した収入」になります。たとえば、「負債により資金繰りは悪化しているが、事業自体は順調で黒字が出ている」といったケースです。
※上記の条件の説明は一部になりますので、くわしくは弁護士にご相談ください。
民事再生では財産はすべて取り上げられる?
いいえ。その財産がなくなることで事業の継続が困難になるようであれば、再生の趣旨から外れてしまうため、しかるべき手続きを踏むことで、財産を残すことができます。
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※本記事は、公開日時点の法律や情報をもとに執筆しております。