案件種別

借金問題(債務整理)
自己破産すると株などの有価証券はどうなりますか?

[ Q ]

自己破産をすると,所有している株などの有価証券はどうなりますか?

[ A ]

株などの有価証券もその方の財産ですので,お金に換えましょうという基本的な考え方は,他の財産と同じです。よって,お持ちの有価証券が一定の金額以上になると,お金に換えたうえで,債権者への配当に回ることになります。

ただし,有価証券の金額の評価が難しいケースがあります。

例えば,お持ちの株式が上場している会社の株式であれば,株価が公表されているため,その価格は比較的容易に判断できます。

一方で,非公開会社の株式については株価が公表されていませんので,そもそも価格がいくらなのか,という点が問題になることがあります。
非公開会社の株式の評価方法については,配当還元方式,収益還元方式,類似会社比準方式,取引先例価格方式,純資産額方式,各方式の併用など種々の方法がありますが,いずれの評価方法を採用するかはケースバイケースですので,破産管財人や裁判所と協議しながら慎重に検討していく必要があります。

また,非公開会社の株式については,換価(=譲渡)にあたって会社の許可が必要となります。そのため,買受候補者の属性によっては(例えば,同族経営の会社の株式を同族以外の第三者に譲渡しようとする場合など),会社の許可が得られず,処分ができないということもあり得ます。
このような点を考慮して,実際は,その会社の経営者や既存株主に対して譲渡されていくというケースが多いかと思います。

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