公開日:2022.04.26
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交通事故の発生から解決までの流れ
【本記事の監修】 福岡の弁護士 弁護士法人桑原法律事務所 弁護士 桑原貴洋 (代表/福岡オフィス所長)
- 保有資格: 弁護士・MBA(経営学修士)・税理士・家族信託専門士
- 略歴: 1998年弁護士登録。福岡県弁護士会所属。
日本弁護士連合会 理事、九州弁護士会連合会 理事、佐賀県弁護士会 会長などを歴任。
目次CONTENTS
交通事故が起きた場合の解決までの大まかな流れは、次のようになります。
交通事故発生後の流れ:人身事故の場合
交通事故発生
ケガの程度によって救急車を呼び、事故現場を危険のない状況にします。警察に通報し、相手の連絡先も確認します。自身の任意保険会社へも事故を伝えましょう。
治療
自分にケガがあれば、外科・整形外科など医療機関で治療します。当事務所では、治療中だからこそ必要な病院との関わり方や、生活についてのアドバイスもいたします。
症状固定・治癒
治療による症状の根本的な改善が見込めない状態になることを「症状固定」といいます。
後遺障害等級認定の申請・認定
症状固定になって残った障害を「後遺障害」といいます。交通事故で後遺障害が残ったら、後遺障害の等級認定を受けましょう。
示談交渉・損害賠償額の算定
ケガが完治するか、後遺障害の等級が決まるかして事故による損害が確定したら、相手方と話し合い(示談交渉)をします。賠償額、事故が起きた責任の割合を示した「過失割合」などを決めます。
交通事故の過失割合どのように判断する?事故状況を明らかにするには?
示談した後に後遺障害が発生した場合、損害賠償請求できますか?
裁判
示談がまとまらなければ、第3者機関であるADR(裁判外紛争解決手続)、調停、訴訟で解決を図ります。
交通事故発生後の流れ:物件(物損)事故の場合
交通事故発生
まず事故現場を危険のない状況にします。自損(単独)事故でも相手がいる事故でも、警察へ連絡します。相手がいれば相手の連絡先も確認します。自身の任意保険会社にも事故を伝えましょう。
示談交渉・損害賠償額算定
損害額が確定したら、相手方と話し合い(示談交渉)をします。賠償額や双方に事故の責任がどれぐらいあるかを示した「過失割合」などを決めます。
物損事故で賠償請求、3つの注意点とは|物損事故で慰謝料をもらえた例
交通事故の過失割合どのように判断する?事故状況を明らかにするには?
裁判
示談がまとまらなければ、第3者機関であるADR(裁判外紛争解決手続)、調停、訴訟で解決を図ります。
※本記事は、公開日時点の法律や情報をもとに執筆しております。